信濃川
目次
信濃川は信濃の国を出て名前が変わる
信濃川水系は、長野・新潟県境で「千曲川→信濃川」と名前が変わります。
河川法によって水系名は最終的に海に注いだ川の名前になるそうで、
日本一長い信濃川!とはいうけれど、実際は千曲川の方が長いんですね。
(水系全体の流路延長 367kmのうち、信濃川と呼ばれている部分は153km)
信濃の国を出てから「信濃川」となるのも面白いところです。
新潟に入ってからも、中津川、清津川、魚野川と合流して、
大河津分水路、関屋分水路で分派して日本海に分かれて注いでいます。
日本で長い順番に、川を水源から河口まで走りたい!と
甲武信岳から川沿いに走ってきたチャリダーさんがいました。
今頃何番目を走破中なんでしょうか…
県境で名前の変わる川
県境をまたいで名前が変わる川は結構あって、
阿賀野川水系は、福島・新潟県境で「阿賀川→阿賀野川」(ややこしい!)
紀ノ川水系は、奈良・和歌山県境で「吉野川→紀ノ川」へ、
江の川水系は広島・島根県境で「可愛川→江の川」となるそうです。
熊野川水系は「天ノ川(奈良県上流部)→十津川(奈良県)→熊野川(三重県)」、
琵琶湖を水源とした 淀川水系はもっと名前がころころ変わるそうですよ。
地理はじめました > 途中で変わる川の名前
http://www.tirihajimemashita.com/article/438377321.html
只見線と磐越西線から見える川は…
ちなみに只見線が併走してる只見川は、尾瀬沼を水源として、
奥只見湖→田子倉湖へ入り、ぐるーりとまわりこんで
阿賀川にそそぎ、今度は磐越西線が併走することになるんですね。
実はどちらも同じ阿賀野川水系! 面白いですね!
なお、只見線が県境から小出まで併走している新潟側の川は、
破間川(あぶるまがわ)で、谷川岳を水源とする魚野川の支流、
最終的には信濃川水系となります。
そしてどちらの水系も 河口は新潟市なんですね~。
奥只見湖→田子倉湖のルートはありません。秘境です!
そのふたつの湖に行くにも酷道352号と252号を通って、と
なかなか大変なルートになります。冬は豪雪で通行止めですし。
只見線の新潟・福島県境、標高がかなり高い、のかな?
併走する道路が冬期通行止めになるぐらいですから!
只見線に乗るときはそのあたりにも思いをはせながら、どうぞ!
がんばれ飯山線!
台風19号の被害に遭われた方のご冥福と、
一刻も早い復旧・復興をお祈り致します。
(当YHでの被害は今回はありませんでした。)
信濃川では津南地域で越水がありました。
そして上流の千曲川ではご存じの通り大規模な決壊が、
湯沢からの支流魚野川の越水では小千谷の岩沢地区が浸水。
下流の支流である浄土川の越水では
長岡市の住宅に多数浸水被害が出ています。
また、上越地域や阿賀野川でも豪雨災害が起きています。
水害のあとの感染症等にも十分気をつけて頂きたいです。
千曲川・信濃川沿いを走り、長野・新潟県境を越え、
信濃川と魚野川との合流点「越後川口駅」が終点の
JR飯山線は11月下旬頃に復旧予定だそうです。
只見線は平成23年の福島・新潟豪雨から未だに代行バスです…
こちらも頑張って欲しいです。なにせ、秘境ですから…